【原神】プレイ環境まとめ

今月末に正式サービス開始が予定されている原神の推奨スペックが公開されたのでまとめてみました。
目次
対応プラットフォーム
対応プラットフォームは以下の予定となっております。
- PC(Windows)
- iOS
- Android
- PlayStation4
- Switch
Switch以外は9月28日(月)11:00の正式リリースが予定されています。
データ共有とマルチプレイ
データ共有
原神は特定のプラットフォーム間ではゲームデータの共有が可能となっています。
CBTの仕様と同様であれば専用のmiHoYoアカウントを使用してログインすることで複数のプラットフォームで1つのセーブデータをプレイすることが可能です。
但しPS4に関してはデータ共有に対応しません。詳しいデータ共有可否の組み合わせについては以下の様になります。
○データ共有可能
PC-iOS PC-Android iOS-Android
✕データ共有不可
PS4-PC PS4-iOS PS4-Android
外やサックリプレイしたい場合はスマホで、自宅でじっくりプレイする場合は据置機でと考えている方は必然的にスマホ&PCという組み合わせになります。
マルチプレイ
原神はMMORPG(大規模多人数同時参加型オンラインRPG)ではなく、オープンワールド型のソロプレイがメインとなるRPGです。
ソロプレイがメインではありますが一部のクエスト等でマルチプレイが可能となっています。
マルチプレイについては前述したデータ共有のような制限はなく、PS4でも他プラットフォームのプレイヤーとマルチプレイが可能となっています。
推奨スペック:PC
まずはCBTを実際にプレイした時の各種状態をモニタリングした状況です。

設定はフルHD、60fps、設定項目は全て最高を選択肢ています。PCのスペックは
- OS:Windows10
- CPU:Ryzen 7 3700X
- RAM:16GB
- GPU:RADEON RX470 8GB
グラボはほぼ性能を使い切っていますがCPUはかなり余裕があります。
CPUはCore i9-9900Kやi7-10700K相当、GPUはGTX 1060や1650SUPERに近いスペックのため元々かなり差がありますが原神のPC版はグラボのパワーが重要になってくるかと思います。
それでは実際に公式から案内されている各スペックの紹介を紹介したいと思います。
OS
- Windows 7 SP1 64ビット
- Windows 8.1 64ビット
- Windows 10 64ビット
現時点ではWindowsのみ対応となっており、macOS、Linux等には対応していないようです。
CPU
- 最低:Core i5
- 推奨:Core i7
具体的に世代等は指定されていませんでした。Core i5でも世代によって4コア4スレッドだったり、最新版だと6コア12スレッドだったりでかなり差があります。
最新の第10世代Core i5-10400は数年前の第7世代Core i7-7700よりも処理能力は上です。にも関わらず特定の世代、型番等を指定せずこのような記載をしているのは4コア以上あればCPUの処理能力としては十分であるからと思われます。
おすすめCPU
Core i5 10400F
- コア数:6
- スレッド数:12
- ベースクロック:2.9GHz
- ブーストクロック:4.3GHz
- CINEBENCH R20 シングル:450 マルチ:3200
- 価格:19000円~
第10世代のCore i5です。数年前までは4コア4スレッドだったCore i5もRyzen対抗で最新版はここまでコア、スレッド数が増えました。ゲーム以外も含めた日常使用でパワー不足を感じることはほとんど無いと思います。
ライバルのRyzen 5 3600にはゲーム性能で同等、それ以外は微不利と言った状況ですが価格差は4~5000円程あるのでゲーム用途がメインであればコストパフォーマンス抜群です。
ハイエンドではAMDのRyzen有利となっていて最近押されがちなintelですがコストパフォーマンスが大事なミドルレンジからローエンドについては十分選択肢として魅力的となっています。
Core i3 9100F
- コア数:4
- スレッド数:4
- ベースクロック:3.6GHz
- ブーストクロック:4.2GHz
- CINEBENCH R20 シングル:440 マルチ:1600
- 価格:9000円~
第9世代のCore i3です。なんと言っても1万円を切安さが魅力的。4C4Tですがシングル性能は十分なのでCPU依存度の低い少し古めのゲーム等であれば快適に動作します。
対応マザーボードも9世代と10世代はソケット変更により互換性が無いため安価で入手がしやすいです。ただし今後は在庫切れによりCPU、マザーボードの価格上昇が考えられるので注意が必要です。
後継のCore i3 10100には内蔵GPUを省略したF付きが無く、AMDも競合するCPUを販売していないので1万円前後では唯一無二の選択肢になります。
Ryzen 5 3400G
- コア数:4
- スレッド数:8
- ベースクロック:3.7GHz
- ブーストクロック:4.2GHz
- CINEBENCH R20 シングル:400 マルチ:1900
- 価格:20000円~
上で紹介したF付きのCoreシリーズやG無しのRyzenシリーズは内蔵GPUが無いので別途グラフィックボードが必須となります。ゲーム用途のPCの場合どちらにしても内蔵GPUではパワー不足でゲームが動作せずグラフィックボードを用意するのでGPU無しのCPUの方が価格が抑えられて好まれます。
G付きRyzenは強化されたGPUが内蔵されており別途グラフィックボードを準備しなくてもある程度ゲーム性能を確保することが出来ます。とはいえ最低設定であれば快適に動くといった程度の性能ではあるので過度な期待は禁物です。
3000番台のRyzenではありますがCPU部分は性能が大幅に向上したzen2ではなく1世代前のzen+がベースとなっているのでやや物足りないです。CPUがzen2ベースのRyzen PRO 4000番台もありますがバルク販売等のみで一般販売はされておらず、ゲーム性能もあまり差がなく価格も高めとなるのであまりおすすめはできません。
ASRockのDeskMini A300というベアボーンキットを使用したりしてある程度ゲームが動作するコンパクトなPCを作りたいという方向けのCPUです。
Ryzenは10月にzen3という次世代CPUが発表なのでちょっと今は時期が悪いです。本当は10400Fと9100Fの間の選択肢としてRyzen 3 3300Xも紹介したかったのですが品薄が続いていて正常な価格での入手が困難なので。
CPUはGPUに比べてCPUソケット等の制限があり買い替えのハードルが高いので用途に合わせて慎重に検討したほうが良いと思います。
メモリ
- 最低:8GB
- 推奨:16GB
メモリに関してはデュアルモニター環境等で攻略を見ながらプレイするなどなら多めに欲しいかなと言った程度だと思います。ゲームの動作に関してはPCのメインメモリよりもグラボのグラフィックメモリの量の方が重要になります。
GPU
- 最低:NVIDIA GeForce GT 1030
- 推奨:NVIDIA GeForce GTX 1060 6GB
原神はDirectX 11ベースのゲームとなる様なのである程度古めのグラフィックボードでも処理能力さえあれば動作しそうですね。
推奨が前世代の定番グラボGTX 1060なので一般的なゲーミングPCなら大体プレイできそうですね。
おすすめGPU
GTX 1660 SUPER
- メモリ:GDDR6 6GB
- TDP:125W
- 補助電源:8ピン×1
- 3D Mark「Fire Strike」スコア:16000
- 価格:25,000円~
現世代のミドルレンジ定番GPUです。DirectX 11の処理能力を表すベンチマーク3D Mark「Fire Strike」のスコアで比較すると推奨スペックである前世代の定番GTX 1060に比べて2割前後スペックアップしています。
βテストの状況から考えてもGTX1660 SUPER以上のスペックがあれば原神をフルHD、60fpsでプレイするのに十分かと思われます。また原神以外の多くのゲームも快適にプレイできると思います。
補助電源は6ピンではなく8ピンが必要となるのでグラボの入れ替え等を考えている方は注意してください。
RX 580
- メモリ:GDDR5 8GB
- TDP:185W
- 補助電源:8ピン×1
- 3D Mark「Fire Strike」スコア:13000
- 価格:17,000円~
Radeonの前世代のミドルレンジGPUです。推奨スペックのGTX 1060とほぼ同程度の性能を持っていますが価格は抑えられています。Radeonは現世代で1万円台をカバーするGPUを発売していないのでRX580が引き続きカバーしている状況です。
βテスト時に自分はこのGPUの更に1世代前のRX 470を使用して最高設定でプレイしてみましたが特に問題なく快適にプレイできていたのでスペック微アップのRX580でも問題なくプレイできるかと思います。
コストパフォーマンスは良いのですが、消費電力はNvidia系に劣るので電源容量、発熱等には注意が必要です。
GTX 1650
- メモリ:GDDR5or6 4GB
- TDP:75W
- 補助電源:無し
- 3D Mark「Fire Strike」スコア:10000
- 価格:15,000円~
補助電源が不要なGPUの中では最高の性能を出します。グラフィックメモリにGDDR5とGDDR6を使用しているものが混在しており、価格もあまり変わりませんがGDDR6版のほうが性能は1割ほど上となるので基本的にはそちらを選びましょう。
ロープロファイルに対応したグラボもあるので補助電源なしと合わせてさまざまなケースを使用したPCに対応可能です。
ベンチマークのスコアはGTX 1060に一歩及ばないほどなのである程度設定を調整してあげれば原神も快適にプレイできるかと思います。
GT 1030
- メモリ:GDDR5 2GB
- TDP:30W
- 補助電源:無し
- 3D Mark「Fire Strike」スコア:3600
- 価格:8,000円~
最低スペックとして設定されているGPUです。ここまで紹介したGPUはほとんどが拡張スロットを2スロット分以上専有するのに対しGT 1030は1スロット、ロープロファイル対応、中にはファンレスのグラボなどもあり、PCIeスロットのあるPCであればほぼ対応可能となっています。
性能に関してはGTX 1650の半分以下の性能となるので原神をプレイするためには設定を落として30fpsが目安になると思います。グラフィックも魅力のゲームなのであくまでPC側に制約がある方向けのGPUになるかと思います。
RX Vega 11 Graphics(Ryzen 5 3400G内蔵)
- メモリ:メインメモリ共有
- TDP:65W(CPU)
- 補助電源:無し
- 3D Mark「Fire Strike」スコア:3700
- 価格:20,000円~(CPU)
CPUでも紹介したRyzen 5 3400G内蔵のGPUについても紹介しておきます。グラフィック性能はGT 1030とほぼ同等といったところです。同様に30fps程度であればプレイ可能と思われます。
グラフィックメモリはメインメモリと共有する仕組みとなっているのでメインメモリのメモリクロック(帯域幅)が高いメモリを使用するとGPUの性能も上昇します。
G付きRyzenの1つ下のランクにRyzen 3 3200GがありますがこちらはCPUが4コア4スレッド、GPUが3400Gに比べて15%ダウン程度の性能となっており13,000円程の価格となっています。とにかく低価格で原神がプレイしたい場合は最安構成になるかも知れません。
ノートPCでのプレイ
ノートPCでプレイする場合、CPU性能は満たせると思いますが問題はGPUです。ノートPC向けの専用GPU搭載機でないとプレイは難しいかと思います。
GeForce MX 150がGT 1030と同程度なので基本的にはノート向けのGTXシリーズGPUを搭載したいわゆるゲーミングノートというPCでないとプレイは難しいかと思います。
推奨スペック:iOS
- iPhone 8 Plus、iPhone X、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR、iPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max、iPhone SE(第2世代)、iPad Air(第3世代)、iPad mini(第5世代)、iPad Pro(第2世代)12.9インチ、iPad Pro(第2世代)10.5インチ、iPad Pro(第3世代)11 インチ、iPad Pro (第3世代)12.9 インチ 、iPad Pro(第4世代)11 インチ、iPad Pro (第4世代)12.9 インチ
- システム:iOS9.0以降
- ストレージ:8GB以上の空き容量を要する
iOSはiPhone 8 plus,X以降の端末が対応可能となっています。SoCがA11 Bionic以上であればといったところです。iPhone 8はメモリが2GBのため対象機種から外れています。データ容量は8GBとスマホアプリとしてはかなり大容量なのでストレージの空きに注意が必要です。
おすすめデバイス
iPhone SE(第2世代)
- サイズ:138.4× 67.3×7.3
- 重量:148g
- ディスプレイ:4.7インチ(1334×750ピクセル)
- SoC:Apple A13 Bionic
- メモリ:3GB
- ストレージ:64GB~
- 価格:49,280円~
最も安価なiPhoneですがSoCにはA13が使用されているので処理能力は申し分なしです。
注意点はディスプレイがフルHDにも満たないところです。とは言えCBTの段階ではスマホ版はPC版に比べて画質、fps共に落とされていましたし、解像度が低い分描写負荷が下がるので一概にデメリットにはならないかも知れません。
iPad(第8世代)
- サイズ:250.6× 174.1×7.5
- 重量:490g
- ディスプレイ:10.2インチ(2160×1620ピクセル)
- SoC:Apple A12 Bionic
- メモリ:3GB
- ストレージ:32GB~
- 価格:38,280円~
※スペックは条件を満たしていますが発売されたばかりなのでサービス開始直後はサポートされていない可能性があります。
大きめの画面で場所を選ばずプレイしたいのであればつい先日新型が発表されたばかりのiPadがおすすめです。最安構成だとなんと3万円台で購入可能です。
前世代と比較してSoCがA12に強化されているので原神も十分プレイ可能かと思います。ストレージ容量が32GBだとちょっとギリギリかもしれないので原神以外にも色々使いたい場合は128GB(49,280円)も有りかと思います。
実際に購入レビューしてみましたので参考にしてみてください。
推奨スペック:Android
- SoC:Snapdragon845以上
- メモリ:4GB以上
- システム:Android 7.0以上
- ストレージ:8GB以上の空き容量を要する
Androidの場合基本的にはSoCにSnapdragon800番台搭載のハイスペックスマホが推奨となります。Snapdragonは800番台とそれ以外ではGPU性能が大幅に違い400番台、600番台ではプレイは難しくG付きの700番台であれば簡易的なプレイは可能と言ったレベルになるかと思います。
800番台搭載機種は各メーカーのフラッグシップモデルの他、冷却性能を強化したゲーミングスマホと言われる商品もあるのでスマホで長時間プレイする方はそういった機種も良いかも知れません。
他端末でのプレイをメインとしてスマホからはデイリー消化等の軽いプレイのみという方はSnapdragon 720G搭載の高コスパスマホXiaomi Redmi Note9Sなどがおすすめです。
推奨スペック:PlayStation4
- PlayStation4、PlayStation4 Slim、PlayStation4 Pro
- ストレージ:30GB以上の空き容量を要する
PS4はいずれのハードも対応可能となっています。とはいえPS4は発売が2013年と年数がかなり経っていますので基本的にはスペックが足りていないようです。
CBT時もPS4ではフレームレートが落ちる場面が見られたとのことです。PS4の場合はPSNアカウントとゲームデータが紐付けされるのでデータ移行やリセマラ等も不可となります。
その分安価に始められるのが何と言っても魅力です。基本無料のゲームなのでPS4本体さえあればプレイ可能となります。また、恐らく今後はPS5にも対応すると思いますのでそちらへ引き継いでのプレイは可能になるのではないかと思われます。
おすすめプレイ環境
せっかくのグラフィックを十分に楽しみたいのであればPC+スマホの組み合わせがおすすめです。
しかし既にプレイできるスペックのPCを持っていない場合はかなり大きな出費となるのでこんな方法でゲーミングPCを作る方法もあります。
上の中では3万円縛りの関係でGPUにGTX 1050Tiを使用していますがGTX 1650を選択すれば原神も十分プレイできるかと思います。
後はiPadでのプレイもおすすめですね。今ままで主に価格の理由からiOS端末は使ってきませんでしたがこのスペックでこの価格ならちょっと欲しくなっています。ただ、現時点ではiOSでのゲームコントローラーを使用したプレイに対応しないようなので長時間プレイはちょっとしんどいかも?
いずれにしても実際にサービス開始して遊んでみてからとはなりますが多くの人が遊べる環境が揃っているのでまずはぜひプレイしてみてほしいです。
以上、原神のプレイ環境まとめでした。