【自作PC】CPUをRyzen 7 3700Xに交換
デスクトップPCのCPUをRyzen 5 1600からRyzen 7 3700Xに交換してみました。
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開封の儀
今回はXTモデル発売前のセールが行われていたので海外通販にて購入しました。

アメリカからの発送で大体1週間ほどで到着。
普段中国発送の海外通販ばかり使用していて、1ヶ月以上かかるのもザラだったのでとても早くて驚きました。
外箱はRyzenシリーズ同じもの立方体の箱です。Ryzen 5 1600の箱と同じサイズでした。

中身はCPU本体と「Wraith PRISM」というモデルのリテールクーラーが付属しています。
CPU

左がRyzen 7 3700X、右がRyzen 5 1600です。
どちらもソケットAM4のCPUなので当たり前ですがサイズは一緒です。
Intelと違い、AMDのCPUはCPU側にピンが付いているので取り扱いには注意しましょう。
リテールクーラー「Wraith PRISM」

Ryzen 7 3700XにはAMDのリテールクーラー最上位モデルの「Wraith PRISM」が付属します。
冷却性能が優秀な他になんと言ってもRGB LED付きというのが一番の目玉です。
周囲のリングだけでなく、ファンもクリア成型でLEDが仕込んであります。

横から見るとこんな感じ。銅製のヒートパイプにアルミフィンが配置されています。
ファンの厚みがすごいのでクーラー全体の高さが結構あります。スリムケースなどを使用している方は注意が必要です。

底面です。ヒートパイプが直接CPUに接触するように作られており、冷却性能が良さそうな印象を受けます。
CPUグリスがあらかじめ塗られていますが粘着力が高く、クーラーを取り外す際にCPUも一緒に外れてしまういわゆるスッポンのリスクが高くなってしまうので今回は一旦拭き取り、改めてCPUグリスを塗り直します。


Ryzen 5 1600付属の「Wraith SPIRE」との比較です。
「Wraith SPIRE」もリテールクーラーとしては十分でしたが、「Wraith PRISM」は単体クーラーとして販売できるほど付属品としては素晴らしいクオリティかと思います。
入れ替え作業
BIOS更新
実際の入れ替え作業の前に事前準備が必要となります。
基本的にCPUよりもマザーボードの発売が先の場合、そのままではCPUをマザーボードが認識しません。
但し、ハード側に問題ない場合はマザーボードメーカーよりBIOSが公開され、アップデートで対応することが出来ます。
今回は過去に下記の記事で紹介したPCのCPU交換となるので、マザーボードは『ASRock AB350M-HDV』をBIOS更新して流用します。
購入時の価格で5,980円という激安マザーですが、zen2世代のCPUにもちゃんとBIOS更新で対応可能となっています。
新規でPCを組む場合はBIOS更新済みのマザーボードを購入したり、販売店で行っているBIOS更新サービスなどを活用したりすると良いかと思います。
旧CPUの取り外し
まずは今まで使用していたCPU、CPUクーラーを取り外します。但し、その際にスッポンが起こらないように、分解する直前にベンチマークソフトなどでCPUに負荷を掛け、CPUを温めておきます。
おまじない程度かもしれませんが、熱でグリスを柔らかくしておけるのではないかと思います。

今回も無事スッポンは回避してCPUクーラーを取り外すことが出来ました。

CPUクーラー側はこんな感じでした。
1年半ほど使用しましたが、固着はほとんどありませんでした。

下のレバーを持ち上げるとCPUが浮き上がり取り外せます。新しいCPUを取り付けたらCPUグリスを塗ります。

今回はちょっと丁寧に作業してみました。まずはCPUの周りにマスキングテープを貼り、CPUグリスを塗ってヘラで伸ばします。

後はマスキングテープを剥がしてあげるとこのようにキレイに塗ることが出来ます。
真ん中にちょん乗せしてCPUクーラーを押し付けて伸ばすよりもCPUグリスが足りなかったり、多すぎてはみ出てしまう等のリスクが無いのでおすすめです。

後はCPUクーラーを取り付けして完了です。
Wraith SPIREからの載せ替えの場合はクーラーの取付がビス固定からレバー固定へ変わるのでマザーボード側の固定具も変更が必要となります。
CPUクーラーのファン端子を忘れずに挿す他、RGB LEDを使用する場合はそちらの配線も必要となります。5050ピンヘッダとUSB端子の両方に対応しているので自分のマザーボードに対応している方を使いましょう。
USB端子で接続した場合は公式で配布しているユーティリティソフトで発光制御を、5050ピンヘッダで接続した場合はマザーボード側等の制御て発光制御を行うことができるかと思います。

ということで、CPUの載せ替え作業が完了しました。電源を入れてBIOS画面が立ち上がればOKです。
・・・実は今回、事前に更新したBIOSのバージョンを誤ってしまい、CPUを認識せずBIOSが立ち上がらなくて焦りました。結局一旦CPUをRyzn 5 1600に戻して再度BIOS更新をするという二度手間となってしまいました。
ともあれ無事起動が確認できたので入れ替え前との各種比較を行っていこうかと思います。
各種ベンチマーク
各種ベンチマークで比較してみます。
左が入れ替え前のRyzen 5 1600のスコア、右がRyzen 7 3700Xのスコアです。
PCMARK10
PCの総合的な性能を表すPCMARK10です。総合スコアで3割弱ほど増えました。コア数、クロック周波数の増加が効いているようです。
CINEBENCH R20
CPUの性能を表しやすいCINEBENCHです。マルチのスコアが約2倍、シングルのスコアも1.4倍以上の伸びとなりました。
特にシングル性能が欲しくてCPU入れ替えを決意したので非常に満足です。
3DMARK
Time Spy
Fire Strike
続いてゲーミング性能も見てみます。基本的にはGPUの影響が大きいですがCPUでも若干のスコアアップとなっています。
FF14 漆黒のヴィランズ ベンチマーク
標準品質
最高品質
FF14のベンチマークも試してみました。CPUがボトルネックとなりやすい標準品質ではスコアが大幅にアップしました。最高品質の場合はGPU側がボトルネックとなっているのかスコアの大幅な伸びは見られませんでした。
但し、どちらもロード時間が大幅に減少しているのでそういった部分での快適化も期待できるかもしれません。
崩壊3rd(BlueStacks)
最後に自分のPC用途でウェイトの高いAndroidエミュレータでのゲームプレイ時の比較です。
崩壊3rdの中でもおそらく一番処理の重いOW後崩壊書の広場エリアでのfps比較です。
平均30fpsを切っていた状態から40弱まで改善しており、60fpsをキープできる場面も多くなりました。プレイを録画しながらでも快適にプレイしやすくなったので非常に満足です。
Androidエミュレータの場合は4コアよりも多いCPUを割り当ててもむしろfpsが低下していたので4コア以上でなるべくシングル性能の高いCPUを選択してあげると快適にプレイしやすいかと思います。
一通りベンチマークを試したり、実際に使用してみて全体的に動作が快適になり満足していましたが一点だけ気になる箇所がありました。
CPUクーラーの動作音
Ryzen 7 3700Xに交換してからCPUクーラーのファンの音がかなり気になるようになりました。
ちょっとした動作ですぐにCPUファンの回転数が上がってしまいます。最初はリテールクーラーなのでしょうがないかなと思っていましたが、色々と調べてみた結果どちらかと言えばCPU側の影響が大きいようです。
設定等で回避することができるようになったので今回はこの辺りにして、詳しくは次回にまとめたいと思います。
以上、Ryzen 7 3700Xへの交換手順とレビューの紹介でした。















