【自作PC】予算3万円以下でコンパクトゲーミングPCを作る(OS込・中古パーツあり) 組立て編

続いて組立方法の紹介です。

スポンサードリンク

PC本体の分解チェック

まずは届いたPC本体をチェックします。

今回購入したDellのOptiplex 7020は側面に付いているレバーで簡単に開けることが出来ます。

実際に初めてカバーを開けたときの写真なんですが、目立ったホコリも少なく非常にきれいな状態でした。

エアフローは前面下に付いているファンが吸気側となっており、排気はプラスチックのカバーを使ってCPUファンの風を外に出すように誘導することで賄っています。かなりパーツが密集しているので窒息ケースではあります。

まずは右上にあるドライブを外します。ここは光学ドライブとHDDが1ブロックとして配置されています。ドライブを取り外すためには先に前面カバーを外す必要があります。

光学ドライブとHDDに接続されているSATAケーブルと電源コネクタを外したら水色のレバーを横にスライドさせてロックを外します。

後は下側を持ち上げるようにすると光学ドライブとHDDがごっそり取り外せます。

ドライブと下についているファンも掃除のため取り外した状態の写真です。

メモリスロットはドライブの下にあるので増設をする場合はここまで取り外す必要があります。購入時は4GBが1枚付いていました。

続いてCPUクーラーも取り外してみます。まずはクーラー周辺のエアフロー用カバーを上に引き抜いて外します。

CPUクーラーも非常に綺麗だったのであまり使用されなかった良個体だったのかもしれません。周囲4本のネジを順番に緩めるとCPUクーラーが取り外せます。

CPUグリスはカピカピに乾いていました。CPUも取り外し一度グリスをきれいに拭き取ってあげます。

刻印もちゃんとCore i5-4590となっていました。CPUクーラー側も残ったグリスをきれいにします。

ヒートシンクは全てアルミ製です。放熱性能はあまり良さそうではありませんがi5クラスのCPUであれば十分もしれません。

最後にPCI Expressのスロットを確認しておきます。

上がPCI Express x4、下がPCI Express  x16のスロットです。

2スロット占有するグラボを使用する場合は上側のスロットに接続する必要があるので、今回はx4で接続します。

PCI Expressにはx1、x2、x4、x8、x16の接続があり帯域幅(通信速度)とスロットの幅が違ってきます。但し互換がありx1のスロットにx16のグラボを差したり、その逆も可能だったりします。

グラボの場合、性能は若干落ちてしまう恐れがありますが、動作自体は可能です。実際に以下のような比較の記事もありました。

詳しくは改めてベンチマーク等で紹介しますが、GTX 1050tiほどの性能であればx4接続でも特に問題は感じないのではないかと思います。

一通り分解チェックも終わったので実際にパーツを追加しながら組み立てて見たいと思います。

メモリ増設

まずはメモリの増設から行いましょう。

左が元々付いていたDDR3L-1600 4GBのメモリ、右が追加するDDR3-1333 2GB×2です。

Lが付いているメモリは低電圧対応メモリで1600と1333はメモリの帯域幅(速度)を表しています。

トラブル回避のためにはメモリの対応電圧、帯域は揃えたほうが良いですが割と普通に動いてしまうこともあります。

今回も問題なく動作しました。

デュアルチャネル

デュアルチャネルとは2枚以上のメモリを特定のメモリスロットに差すことで同時にデータの転送を行うようになり、帯域幅が大幅に向上する技術です。

過去には全く同じメモリを複数用意しないと安定して動作しないと言われていましたが、メモリコントローラの性能向上により、現在はメモリを差す場所さえ間違えなければデュアルチャネル動作は可能です。

ゲーミングPCの場合、グラボ内のグラフィックメモリが不足した場合にメインメモリを代用するので帯域幅が優秀なほどゲーミング性能も落ちにくくなります。

但し、今回は4GB1枚と2GB2枚の組み合わせということでどの差し方が正しいのかググってもよくわからなかったのでそれぞれの刺し方で実際に帯域幅を計測してみました。

メモリの帯域幅の計測にはSiSoftware Sandraというソフトを使用しました。

DDR-1600 4GB 1枚

帯域幅:9.3GB/秒

メモリ増設前の初期の状態、DDR3-1600 4GBを1枚刺した状態のスコアです。

DDR-1333 2GB 2枚

帯域幅:15.7GB/秒

DDR3-1333をデュアルチャネルで試してみました。メモリ自体の帯域は遅くてもデュアルチャネルが有効になると大幅に帯域幅が向上します。デュアルチャネルはメモリをロックするレバーの色が同じスロット同士で動作します。

ここからが本番、合計8GBにしたときの各メモリスロットへの差し方で帯域幅がどのように変化するかの確認です。

4GB 1枚+2GB 2枚

帯域幅:12.5GB/秒

2GB 2枚をデュアルチャネルのスロットに、4GBを空いているスロットに追加する差し方です。

帯域幅はシングルとデュアルの間くらいの数値となりました。2GB 2枚だけがデュアルチャネルで動作しているのでしょうか?

帯域幅:15.1GB/秒

2GB 2枚を右側のスロット2箇所に、4GBを左側のスロットに差してみました。

2GB 1枚と4GBメモリの内2GBのみがデュアルチャネルで動作するかと予想しましたが2GB 2枚とほぼ同等の帯域幅となりました。8GB全体がデュアルチャネルで動作しているっぽい?

帯域幅:10.7GB/秒

2GB 2枚をデュアルチャネルで動作しない左右スロットへ、4GBを余ったスロットに差してみました。

帯域幅はシングルチャネルに毛が生えた程度の3つの組み合わせの中で最も低い数値となりました。一応CPU-Z等で見てみるとデュアルチャネルの判定にはなっていましたが恩恵はほとんど無さそうですね。

まとめ

最も帯域幅の出る②をとりあえず採用することにしました。特に不安定になると言ったこともなかったです。各種ベンチマークのスコアも向上していました。

これ以上の調査は行いませんでしたが、もしかしたら左右2スロットずつはスロットの色が違ってもデュアルチャネルで動作するなどの調整を行ってくれているのでしょうか?とりあえず今回のように容量違いのメモリを使用する場合は左右のメモリ容量が同じに近くなるように配置すると良いのではないかと思います。

一番は規格、容量を揃えて購入するのが良いんですけどね。

スポンサードリンク
スポンサードリンク

CPUクーラーの取付

次に取り外したCPUクーラーを再度取り付けます。

クーラーを取り付ける前にCPUグリスを塗り直しておきます。今回はヒートスプレッダの真ん中に乗せてクーラーで伸ばし広げる方法で行いました。

CPUクーラーのネジ4箇所をしっかり締めて完了です。

SSDの追加

続いてCドライブ用にSSDを追加します。SSDにはSATAケーブルと電源コネクタを差して上げる必要があります。

Optiplex 7020の場合、マザーボードにSATAケーブル用のコネクタが3箇所あります。HDDとDVDドライブ用で2箇所使われていて空きが1箇所あります。SATAケーブルを用意すればSSDの増設も問題ありませんが・・・

SATA電源側はマザーボードを経由する特殊なタイプとなっていて、一般的なSATA電源用の4ピンコネクタ1つとスリムドライブ用の2ピンコネクタ1つしかありません。

SSDを追加する場合は下記の3通りの組み合わせとなります。

①HDDをSSDと入れ替え

HDDとSSDを入れ替えてしまうのが一番簡単な方法です。

そのままHDD用のSATAケーブルと電源コネクタを使用すればいいので特に何も準備すること無く行うことが出来ます。

元々付属しているHDDは3.5インチ、SSDは2.5インチなのでHDDが付いていた場所に取り付ける場合は下のようなブラケットを使用してあげると収まりが良くなります。

SSDはHDDのようにしっかり固定しなくても振動による影響を受けないので安く仕上げるのであれば両面テープ等で空いているスペースに固定してあげても問題ないかと思います。

②光学ドライブを接続せずSSDを追加

2つ目は光学ドライブ用のSATAケーブルSSDに流用する方法です。

最近はUSBメモリやSDカード等の大容量、低価格化が進み光学ドライブを利用する機会がかなり少なくなっているかと思います。いっそのこと光学ドライブは使用不可にしてしまいSSDに配線を流用してSSDとHDDを同時に使用可能にします。

但しこの場合、SATA用の電源コネクタが不足してしまうので以下のようなSATA電源の分岐コネクタを準備する必要があります。

SSDの設置場所は光学ドライブを取り外してしまうと空洞ができてしまって見た目が悪くなるので取り外さずに余ったスペースにSSDを設置してあげるのが良いかと思います。

③HDD、光学ドライブをそのままにしてSSDを追加

SSD、HDD、光学ドライブの全部載せの方法です。

この場合②で紹介した電源の分岐コネクタの他にSATAケーブルも1本準備する必要があります。下のように電源コネクタとSATAケーブルのセットで販売されているのもあるので探してみると良いかもしれません。

 

今回は欲張りたいので③を採用しました。

追加費用はかけたくなかったのでSATAケーブルは手持ちを流用、電源コネクタは・・・

転がっていたATX電源からSATA用電源コネクタをちぎってOptiplexのコネクタとはんだ付けで接続しました。

はんだ部分が固くなって配線が取り回しにくくなったりするので良い子は真似しちゃだめだぞ。

HDDと光学ドライブを接続して元に戻しSSDは最後に設置するのでケーブルだけ出した状態にしておきます。

スポンサードリンク
スポンサードリンク

グラフィックボードの追加

最後にGTX 1050Tiのグラフィックボードを追加します。

MSIのロープロファイル対応グラフィックボード「GTX 1050 Ti 4GT LP」です。

初期の状態では標準サイズのブラケットが付いているのでまずはロープロファイル用のブラケットに入れ替えます。

入れ替えるためにはDVI端子両脇の六角2本と基板側のネジ1本を外すと取り外せます。

これでスリムタイプのケースに取り付けられるグラフィックボードの完成です。早速PCに取り付けます。

GTX 1050Tiは2スロット分のスペースが必要なので上側のPCI Expressにグラフィックボードを差します。

電源ユニットとのスペースは1センチほどしか無く、ケース全体のエアフローも含めて排熱には注意が必要です。

最後にグラボ手前側のスペースにSSDを配置します。電源ユニットとグラボの近くということで熱が気になりますがぴったりなスペースだったので。

ということで一通りのパーツ追加が完了した状態です。

完全な自作PCでは中々再現できないギッシリ感です。その分エアフローはヤバそうですが・・・。

サイドカバーを閉めて完成。前面には光学ドライブの他にマイク端子、イヤホン端子、USB3.0×2、USB2.0×2のインターフェースとなっています。

背面にもUSB3.0×2、USB2.0×4とスリム型のPCにしては豊富です。モニターは上のマザーボード側の端子ではなく、下の増設したグラフィックボード側の端子をちゃんと使いましょう。

サイズ比較用にPS4と並べてみました。PCを横置きする場合はほぼ同じくらいの設置スペースです。

厚みはさすがに差がありますが、ある程度ゲームが出来るデスクトップPCとしてはかなり小型になると思います。

最後にUSBメモリで作成したインストールメディアを使用してSSDにWindows10をインストールしました。

インストール方法は至るところで紹介されているので省略します。

ライセンス認証はプロダクトキーの入力も必要なく自動認証できました。

Windowsが立ち上がったら各種ドライバをインストールしておきます。特にグラフィックドライバはNVIDIA公式から最新のものをインストールしましょう。

一通り問題なく動作したら無事完成です。

次回は各種ベンチマークでこの3万円PCをの実力を見てみたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。